〒133-0056 東京都江戸川区南小岩7丁目3-1
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痛みに配慮した取り組み

安心して歯科治療を
受けていただくために

近年歯科に対して恐怖心が強い患者さまが増加傾向にあります。
歯医者さんは医者にかかるよりも怖いと言う患者さまをよく耳にします。そのため、「歯医者さんに行くと自宅で血圧を測るよりも10〜20、高い数値が出ます」と驚かれる患者さまが多い事を実感致します。
血圧が上がる理由として、

1. 局所麻酔が痛い
2. 歯を削る音が怖い
3. 歯科治療が怖い、痛い
4. 型どりが苦手
5. 口の中で何をされているのか分からず不安
6. 説明がないまま治療される
7. 先生の態度が悪い

などが挙げられます。

結果として歯科治療を受けたくても恐怖心によりなかなか受けることが出来ず、歯が悪くなってから受診するため歯を抜いてしまう、または神経を取る治療等の困難な治療を行うことによりさらに歯科恐怖心が増して通院できなくなるのが現状だと思われます。

当院では、出来る限り歯科に対する恐怖を植え付けないような丁寧な説明・痛くない治療を行い、それでも治療が怖い患者さまには静脈内鎮静法を行い極力痛みや不安を感じない治療を行います。

そうすることで少しでも歯科恐怖心が緩和して、安心して歯科治療を受けられる環境を提供できると考えています。

当院の痛みに配慮した取り組み

表面麻酔

局所麻酔を行なう前に表面麻酔を刺入部位に置くことで注射刺入時の痛みを和らげる効果があります。
歯自体を麻酔するためには注射がどうしても必要ですが、表面麻酔を行った後で注射をすると「痛みをとるための麻酔が痛い」がずいぶんとラクになるのです。

アミノ安息香酸エチル20%の局所表面麻酔剤です。ジンジカインゲルは口腔内粘膜の末梢知覚神経を麻痺させて痛みを緩和します。

速やかに適度な持続時間のある麻酔作用を有し、安全性と共に評価の高い麻酔剤です。苦みが少なく甘いバナナの香りが小児にも好評です。

細い注射針

局所麻酔を行なう際に痛みが出るのは太い針を使い、痛点に刺入するためです。
口腔内には痛点が無数にありますので痛点に注射をしないようにするのはとても困難です。そのため注射の針をなるべく細くすることで痛みを抑える事ができます。

当院では歯科医院で使用している中で1番細い針(33G)を使用し、痛みが出ないようにしております。

電動麻酔

麻酔における主な痛みは、急いで麻酔液を注射してしまう事により圧力で痛みを感じる事が原因の1つです。

電動麻酔はコンピューター制御により理想的な麻酔薬の注入スピードを実現した注射器です。
当院では、自動制御のできる電動麻酔器を使い、痛みを感じにくいスピードで注射しますので、感じる痛みがかなり少なく局所麻酔を行えます。

麻酔注入後に時間を置く

このことが痛みの少ない治療において1番大切だと思います。
確実な局所麻酔の効果を得るには、待ち時間が重要な因子となります。麻酔効果発現前に治療を開始してしまうと、痛み刺激により痛みを感じるセンサーが敏感になり、効果発現時間を過ぎても痛みが消えないことがあります。
局所麻酔後、少なくとも3~5分待ってから治療を開始するよう心がけるべきであると文献にも記されています。

当院の麻酔の方法

1. 表面麻酔を治療部位近くの歯肉へ塗布。
2. 電動麻酔を使用し、歯肉に1〜2秒局所麻酔を行い3分待つ。
3. 局所麻酔を少量ずつ追加し、3分待つ。(この行為を2〜3回繰り返す)
4. 局所麻酔終了後5分待ち処置開始。

当院では、麻酔後「5分程度」時間をおいてから処置を始めます。
一度痛いと感じてしまうと、痛みに敏感になってしまって、患者さまにとっても治療がつらくなってしまうため、確実に麻酔を効かせた状態で処置を行います。

静脈内鎮静法

歯科治療は患者さまにとって大きなストレスです。
痛いや怖いイメージが強く緊張や不安・恐怖は、合併症を悪化させ、神経性ショックをはじめとする全身的な偶発症を発生させる原因となります。そのために歯科治療を怖くて受けることが出来ない患者さまがいます。
当院で行なっている静脈内鎮静法とは、静脈注射で抗不安薬や静脈麻酔薬などを用いて持続的な鎮静状態にするものです。緊張や嘔吐反射、疼痛反射等を抑制し、安全で快適な状態を維持することができます。肉体的なストレスが緩和されるので、治療や手術のために長時間口をあけたままにしても苦痛を伴いません。健忘効果があり、局所麻酔や治療時のイヤな記憶はほとんど残りません。

静脈内鎮静法は治療のストレス緩和のために最適な管理方法として発展してきました。最近ではリラックスして治療を受けていただくための手法として、無痛治療法、無痛鎮静法、リラックス治療法などと称して徐々に広まってきています。

保険適応で処置を行えるのでご相談いただければと思います。

静脈内鎮静法に適している患者さま

1. 歯科治療に対して不安・恐怖心が強い患者さま
2. 局所麻酔下で行われる長時間または比較的侵襲の大きな歯科治療
3. 高血圧や心臓疾患など全身疾患を有する患者でストレスを最小限にしたい場合
4. 歯科治療中に気分不快や意識消失などの既往のある患者で精神的要因が強いと考えられる場合
5. 局所麻酔における補助的な手段(術前より疼痛の激しい場合や治療範囲が広い場合など)
6. 咽頭(嘔吐)反射が強い患者さまの歯科治療