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タグアーカイブ: #静脈内鎮静法、#歯科、#小岩、#歯科麻酔、#嘔吐反射、#歯科恐怖症、#局所麻酔、#東京都、#江戸川区、#南小岩

歯医者さんで無痛治療は本当に出来るのか?

こんにちは歯科医師の小野寺です。

歯科治療は怖くて、痛いイメージが強いかと思います。

患者さんはなるべく痛くなく、ストレスなく治療をしてもらいたいと思っているかと思います。

最近歯医者さんで無痛治療行いますとネットに書いてあるのを見かけることがあります。

本当に歯医者さんで無痛治療を行うことが可能なのか?

出来るなら患者さんは精神的にも肉体的にもストレスなく治療を行えるので理想の治療法ではないでしょうか。

歯科における無痛治療とは

歯科治療の術前術後になるべく痛みが出ないように治療を行う事です。

残念ながら完全に痛みを感じない様にすることは難しいかと思います。

しかし、どの歯科医院さんでも痛みを極力抑えるための工夫を行なっております。

 

歯科治療中に痛みを感じている部位は

口の中で痛みを感じる部位は歯の中の神経、歯を支えている顎骨、歯肉の3つです。

この3つのどこかに刺激が加わると痛みとして脳に信号が送られるのです。

神経の残っている歯の虫歯の治療をしている時に感じる痛みは、歯の中の神経が感じている痛みです。

虫歯を取り除くことによって外界と神経が近接し、神経へ熱などの刺激が伝わりやすくなり、脳に痛みとして認識してます。

神経が無い歯の虫歯の治療をしていても痛みを感じることもあります。

その時に痛みを感じている部位は骨です。歯を支えている顎骨に振動が加わり、骨の中の炎症部位が痛みを感じています。

そして、もう一つ痛みを感じる部位が歯肉です。歯科治療中に器具が歯肉に強く触れてしまうと、痛みが生じます。

日常生活で突然感じる口の中の痛みは、歯の中の神経、歯を支えている骨、歯肉のどこかに異常が発生して感じている痛みです。

歯科治療中の痛みを取るには

1、局所麻酔

治療中の痛みを防ぐ方法は浸潤麻酔です。つまり麻酔の注射です。

特に神経の残っている虫歯の治療は基本的には説明を行い、痛みが確実に出そうな虫歯には麻酔の注射をしたうえで虫歯治療を行っていきます。

小さい虫歯でしたら先に麻酔の注射を行うか、虫歯治療を行い痛みが出てきたら麻酔の注射を行うか患者さんに説明してから治療を行います。

神経のない歯の虫歯の治療でもお痛みが強い場合には麻酔をした上で治療をしていきます。骨に強い炎症がなければ麻酔なしで治療を行います。

歯石の除去に伴う痛みに関しては軽度の歯石の沈着であればほとんどの場合で麻酔なしで治療が可能です。

当院での局所麻酔方法

  1. 表面麻酔塗布
  2. 局所麻酔(2秒前後、この時に少し痛みが生じます)
  3. 2-5分ほど麻酔が効くまで待つ
  4. 局所麻酔を追加(電動麻酔)
  5. 2-5分ほど麻酔が効くまで待つ
  6. 歯科治療開始

2、静脈内鎮静法

歯科治療や手術に際して鎮静剤の点滴を行うことによって、リラックスした状態で治療を行う方法です。

全身麻酔のように完全に眠ってしまうのではなく、うとうとしたようなぼんやりした状態になり、治療に伴う不安や恐怖感、ストレスによる血圧や脈拍の変動、嘔吐反射などの症状を軽くすることができます。

痛みも多少感じにくくはなりますが十分ではないため、局所麻酔を併用して抑えていきます。

そのため治療中の痛みなどはほとんどの場合感じなくなります。

静脈内鎮静法の適応

  • 歯科治療が怖い方
  • 以前に麻酔や治療でドキドキして気分が悪くなったり、意識を失った経験がある方
  • 嘔吐反射が強く、口の中に治療器具が入ると吐きそうになる方
  • 長時間の治療が必要な方
    (例:インプラントのための骨移植や、4本の親知らずを同時に抜歯する時など)

当院での静脈内鎮静法の方法

  1. モニターで血圧、SPO2チェック
  2. 静脈確保(この時に少し痛みが生じます。)
  3. 薬剤投入(主にミダゾラムとプロポフォールを使用します。)
  4. 歯科治療開始(痛みを止めるために局所麻酔を使用することがあります。)
  5. 歯科治療終了
  6. 少しチェアーにて休んでいただき帰宅

まとめ

残念ながら歯科治療では完全に無痛で治療することは困難かと思います。

但し極力痛みを感じなくするように歯科医院ごとに工夫しております。

当院では

1、局所麻酔

2、静脈内鎮静法

などでお痛みをなるべく与えないような歯科治療を行っております。

痛くても歯医者さんが怖くていけないようなことがある患者さんはこの様な治療をしてくれる歯医者さんを調べて通われるのも良いかと思います。

南小岩の歯医者 | 小野寺歯科医院

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