当院では静脈内鎮静法で歯科治療を受けてもらう事が有ります。
患者様の中には歯科治療が恐かったり、嘔吐反射があり治療を受けることが難しい事があるからです。
また、高血圧や狭心症等の基礎疾患がある患者様にも行います。
静脈内鎮静法とは
患者様に対して点滴をとり、静脈内に抗不安薬や静脈麻酔薬などを用いてリラックスした状態で緊張や嘔吐反射や血圧の上昇等を抑えながら安全に歯科治療を行うことが出来ます。
静脈内鎮静法のメリット
・肉体的、精神的なストレスが緩和されるため治療に対する苦痛を極力少なく治療することが出来ます。
・治療の刺激に対する反応が抑制されるので血圧や心拍数等のバイタルサインが安定します。
・健忘効果があり治療中の記憶がほとんどありません。
静脈内鎮静法の適応
・歯科治療に対して不安・恐怖心が強い患者様
・長時間処置や侵襲の大きな歯科治療時
・高血圧症や狭心症等の全身疾患を有する患者様
・嘔吐反射が強く治療が困難な患者様
静脈内鎮静法を行う際の注意点
・禁食(4時間前)、禁水(2時間前)を守ってもらいます。
・お薬は基本的にはいつも通り服用して頂きます。
・静脈内鎮静での処置の際、お車での来院を遠慮していただいています。
・体調が悪かったりする際にはお話を聞いて中止するかもしれません。
・処置中は血圧、心拍数、末梢動脈血酸素飽和度(Spo2)を計りながら処置を行います。
まだまだ全国的には浸透していない治療法ですが患者様の不安や恐怖心を抑え術中の循環変動を抑える事が出来る治療法です。
是非とも御興味のある患者様はご連絡ください。