5月に入り新型コロナウイルスも大分落ち着いてきて都内の感染者も少なくなってきたように感じています。
そのせいか街を歩く人の数も少しずつ増えてきています。
しかし、まだまだ油断は禁物で完全に終息するまでにはしばらく時間がかかりますので今一度、新型コロナウイルスとはどのようなウイルスでどのように感染していくのかを改めて書きたいと思います。
新型コロナウイルスとは
新型コロナウイルスは人や動物の間で広く感染症を引き起こすコロナウイルスとして新たに見つかったのが新型コロナウイルス(SARS-COV-2)でこの感染症を新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と言います。コロナウイルスには、風邪の原因となるウイルスや重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスなと6種類が含まれますが上記の2つのウイルス以外は、感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまります。
コロナウイルスの構造
コロナウイルスは遺伝情報としてRNAを持つRNAウイルスの一種で他のコロナウイルスと同様に球状でコロナの由来である冠のような形のたんぱく質を持っています。
感染経路
新型コロナウイルスの感染源は明らかではありませんが、主な感染経路は飛沫感染と接触感染の2つが考えられています。
1、飛沫感染
感染者のくしゃみや咳、唾液等と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染します。
2、接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れてウイルスが付着し、別の人がその物に接触してウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します。
潜伏期間
世界保健機構(WHO)によると、潜伏期間は1~14日(多くは5、6日)とされています。
そのため感染者は14日の経過観察が推奨されています。
症状
- 発熱
- 全身倦怠感
- 咳
- 喉の痛み
- 鼻水
- 嘔吐
- 下痢
- 筋肉痛
等が確認されています。
他にも緊急性の高い症状として
- 顔色が明らかに悪い
- 唇が紫色になっている
- 息が荒い
- 息苦しい
- 胸の痛みがある
- 座らないと息が出来ない
- 肩で息をしている
- ぼんやりしている
- もうろうとしている
等が確認された場合はすぐさま対処が必要になります。
感染予防
- 手洗いの徹底
- うがいの徹底
- マスクの着用
- 60%以上のアルコールで身の回りを除菌・消毒する。
- 十分な睡眠
- バランスのとれた食事
当たり前かもしれませんがこれらを徹底して行うことが重要です。